また、昨日のやつがカウンターに座っている。私は、「今日はいくらだ?」と、からかいながら値段を聞いた。「今日は・・・400,000ルピア(5,000円)だ。」と、そいつは言う。
私は溜息をつきながら、そいつからジャカルタ行きのチケットを買った。
そもそも、空港で買うのが間違いだった。移動日も考えればよかったのだ。空港職員でさえ空港税を、13,000ルピア(132円)のところを18,000ルピアと騙してくる。私は、「おいおい、ここに13,000ルピアって書いてあるぜ。」ととぼけて言う。「そうだった、13,000だ。」と、しゃあしゃあと答える。
私は、昨日の一件で、神経がずぶとくなっている。お金に関しては、インドネシア人には油断も隙も与えてはいけない。
さらに上階では、保険料だと、一枚の紙切れをチケットに貼り付けて10,000ルピアを徴収している。あきれてものも言えない。
もんもんとしながらも、飛行機は飛び立った。