夜、ケチャダンスを見にいった。純粋にケチャだけを踊るのではなく、その中に物語を持たせてあった。以前の、どこまでも陶酔しトランスしていった感覚はなくなり、すっかりエンターテイメントしている。
おもしろかったのは、両隣。
右の欧米系のおばさんは、右手にビデオカメラ、左手にデジカメを持ち、両刀使い。生で見ることはせず、常にファインダーを覗いている。左の西洋人は、携帯電話で、実家に実況中継。「どう、これが、あのケチャダンスよ。」と言いながら携帯電話をステージに向けている。
ケチャのユニークさと相まって、とってもおかしかった。