昨日、私は他の宿に移ろうと思っていた。その宿と交渉し、以前泊まったよしみから
100,000ルピアのところを50,000ルピアに値切り、泊まる約束をしてしたのだ。目の前がうっそうとした森林で、その下には川が流れる気持ちのいい宿である。
ところが今日、この宿のマデが、ディスカウントするからもう少し泊まってくれと言ってきた。私は、いや、約束してしまったから応じられないと一度は断ったものの、移ろうとしている宿よりも安い価格を提示してきたのだ。オーナーやデワまで寄ってきて、行かないでくれとせがむ。
ならば、なんでディスカウントしてくれって頼んだ時に応じてくれなかったんだ、と、私。
その後少し考えたが、私なりに納得できる価格を申し出てみた。
それは、初日からの、すべての宿費を1日40,000ルピア(500円)にする。勿論、朝食と税金は含まれる。自転車レンタルも初日からの計算で、1日10,000ルピアにする、というものだ。
3人で相談していたが、結局この条件をすべてのんでくれた。
この宿は、別に文句のつけるところがない普通のロスメンである。
ああ、移ろうとしていた宿のおばさんに謝りにいかなくちゃ。