今まで世界を歩いてきた中で一番親切な人々に会えた。
誰もが正直者で、騙されるなんてことがなかった。
おつりを多く貰いすぎ、説明し返そうとしても受け取らない宿のおじさんがいた。
女性達は美しかった。
そして、気軽に声をかけてきた。
女性はファッションを楽しみ、街中を明るく歩いていた。
子供も屈託のない笑顔をみせてくれた。
どこかの国のように金をせびったりはしなかった。
アラブの中ではとびっきり美味い食事にありつけた。
エスプレッソは、本場イタリアを凌ぐほど。
白い、どこまでも白い壁に青い鉄柵、そして青いドアが続いていた。
たまに黄色いドアがあった。
シンプルで美しい景観だった。
海と空の境がわからなかった。
電車は可愛く、発車してからドアが閉まった。
電車は、私を待ってくれた。
ラマダンを体験した。
毎夜、楽しい夕食と尽きることのないカードゲームを楽しんだ。
チュニスは心から愛せる街。
居心地がよかった。
私に新しい活力をもたらせてくれた。
世界は素晴らしい。
忘れないよ、チュニス!