エアーチケットを買ってなかった私は、飛行機の中で、
しめた!もしかしてタダ!と、うきうきしていた。
ところが、空港に降り立ちオフィスに案内され、飛行機代を払わされた。
しかも70USドルと思っていたのに84USドルと言われた。
必死にもがいてみたが、ディスカウントに応じるわけは無い。
後払いの飛行機なんて初めてだ。
チケットも発行されない。
うきうきしていた分、落ち込みは激しかった。
その後、違う部屋に案内されインタビューを受ける。
荷物検査を受け、待たされた。
1時間は待たされた。
さらに、部屋に監禁され尋問を受ける。
くだらないジョークを言われても、もう笑えない。
なかなかパスポートを返してくれない。
結局、パスポートの返却までは3時間を要した。
もうバスで市内に行く元気がなかった。
タクシーで宿に着き、宿のソファにぐったりと体を預けた。
そこには、メデジンで出会ったアメリカ人も熱にうなされて寝込んでいた。