ポルトでは、人に聞きながら宿を探した。
ツーリストオフィスの記憶もない。
歩いている人、商売をしている人、誰それかまわず聞いて辿り着いた宿は家庭的なところだった。
確か、10€と安くて快適だった事を覚えている。
この街は歩いた。
足に羽が付いたように・・・
いや、ゆっくりと、階段を登ったり降りたりして、汗を拭き取っていた。
脇を路面電車が走り、通勤する人々を乗せていた。
ここの、おばさん達は力持ち。
川からの湿った風を受けながら、階段を登ったり降りたり、よく歩く。
豪快に笑い飛ばしながら
「何処行くんだい?おんぶしていってやろうか?」
などと、冗談を言う。
そのくせカメラを向けると、そそくさと逃げ去ってしまう。
子供達も階段で遊ぶ。
階段を利用して遊ぶ知恵は世界一だと思う。
ポルトガルのサッカーが強いのは、この石畳の階段が起因しているのではないだろうか。
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