ソウルの街並みをブラブラ歩いてみました。とても奇麗で整然としています。人々も洗練されていて東京との区別がつかないほどです。さっそく持ってきたカメラのファインダーを覗いてみます。そこから見えるものは、ハングル文字の看板だらけのソウルの街。確かにソウルだしソウル以外のどこでもない、しかしなぜか撮る気になりません・・・。世宗文化会館の野外で、演劇と前衛ダンスをミックスしたようなものを観劇。Tシャツだけでも汗ばむくらいの初夏の日差しには、エロさがちょっとミスマッチ。ふと気が付くと、内容がさっぱりわからないのにパチパチと拍手している自分がいます。一生懸命さが伝わってくるからでしょうか・・・。漢大門の前では、昔の衣装を身にまとった行列が行進しています。観光客に大サービスなんでしょうか、たまたま歩いた時間がラッキーだったのでしょうか、良くはわかりませんが、もう、観光はお腹いっぱいになってしまいました。次は南大門の市場を歩きます。「おにいさん、カンコピあります。」「時計安いよ。」と日本語で声かけれらます。暇なのに、いつものように速攻で断って、歩くスピードはゆるめません。初めて来たはずのソウルが、“見た目”には新鮮に映らない・・・。後ろの方ではおばさんとおばさんの喧嘩が始まり、お互いに罵声を浴びせあっています。別の方向では携帯電話を持った若い女の子が大きな声で韓国語をまくし立てます。英語で聞いても、韓国語でしっかりと反応してくるソウル人がいます・・・。ソウルの“音”に身をまかせていると、とても楽しくなってきます。苦手なはずの韓国が、そうではなくなってきている気持ちを感じ、足取りも軽くなってきました。