ゴールデンスークバスステーションのそばに、魚のスーク(魚市場)がある。
ちょっと、遅かったか、もう、片付けも済んで、水洗いをしている。
もう、お天とうさまが、真上にある。当たり前だ。
それでも、海の男どもは親切なのだ。
こっちへ来いと手招きされた方に行くと、ビニール袋に入った魚たちと出会えるのである。
まあ、売れなかったものだから、あまりいいものではないものの、見るだけで新鮮だとわかる。
丸ごとの魚を指さされ、いや、魚はさばけないと首を振ると、小さな海老が出てきた。
いやいや、それは日本でも食べられるからと、違うなぁ~という顔をしていると、出てまいりました、待ってました、手が50cmもある手長海老がいっぱいのたらいが。
そうそう、それそれと、売ってくれとせがむ。
売ってはくれるものの、相手もどうだ、活きがよくて、形、大きさが抜群だろうと、ふっかけてくる。
まあ、そんなには食べたくない(うそうそ)と指をくわえながら後退すると、笑って値引きしてくれた。
この為に、先ほどスーパーで醤油まで購入しているのだ。
沢山の氷ともに6匹を入れてくれて30デルハム(900円)だった。
海で洗って、殻を割っていただく。
そう、醤油をたらしてね。
甘くて、濃厚でうまい!プリプリしている身が、舌の上で踊っている。
ちょっと買いすぎたとは思ったが、もう一人と全部食べちゃった。
日本では、高級すぎて手がでない海老である。
海を見ながら食べると味も格別である。
ビーチパークに行ってみる。
綺麗な白い砂と青い透明なアラビア海、そして無数の椰子がおじぎをしている。
久しぶりに海を見た。
それだけでも幸せものなのに、どうだといわんばかりの美しさ。
いや~、参りました、あなどっていましたと、ドバイの海に反省です。
シャワーや更衣室も完全完備。
ここでも、緑いっぱいの人工公園が目を楽しませてくれる。
私も、普通の旅行客と同じように、ドバイの居心地良さを満喫している。